全寮制高校の仕組み
HOW TO CHOOSE

知っておきたい全寮制高校の仕組み
24時間を通じた人間形成の場、 目的やタイプを見極めて学校選びを
全寮制高校は、生徒が親元を離れ、敷地内にある寮で寝食を共にしながら学校生活を送るスタイルです。単なる「遠方の生徒のための宿泊施設」という側面だけでなく、「24時間を通じた人間形成の場」としての役割が強いのが特徴です。
CHAPTER 01

規則正しい生活を送り、人間としての成長も

全寮制高校の代表的なパターンとしては、全生徒が入寮を義務付けられている「義務入寮制」 (完全全寮制)、遠方の生徒や、自立を希望する生徒のみが入寮する「希望入寮制」 、多くの私立進学校やスポーツ強豪校に多い「通学・入寮併用」があります 。

 いずれの場合も、規則正しい生活( スマホやゲームの制限、決まった食事により生活リズムが整う)、学習に集中できる(通学時間がゼロな上、夜間の自習時間が確保されているため、進学実績が高い学校も多い)、一生ものの絆を育める(24時間苦楽を共にするため、家族に近い深い友人関係が築ける)、自立心の育成(洗濯、掃除、自己管理などを自分で行う必要があり、精神的にも成長できる)といったメリットがあります。

全寮制高校のタイプ

学習特化型

難関大学合格を目指すための全寮制。夜間の自習時間にプロの講師が教えに来る、学習環境が完備されている、など常に学習意欲をかきたてられるような環境が整えられています。

スポーツ・
芸術特化型

特定の部活動に専念するため、全国から優秀な選手が集まる全寮制。チームワークを養うことも目的の一つです。

自己発見・
不登校支援型

これまでの環境を変えて再スタートを切りたい生徒を受け入れる全寮制。少人数でカウンセラーや教員が生活を厚くサポートします。

CHAPTER 02

学校選びが入学後のアンマッチを防ぐ秘訣に

全寮制高校は、単なる学校選び以上に「24時間の生活環境」を選ぶことになります。入学後のアンマッチを防ぐため、事前に次の①〜⑤をチェックしておくこ とも大事です。

  1. 1寮の管理体制と
    自由度の確認
  2. 2相部屋か個室か
  3. 3夜間の「学習
    サポート」の有無
  4. 4食事と
    衛生環境
  5. 5週末(土日)の
    過ごし方

 特に、①は、自由すぎると生活が乱れるタイプか、縛られすぎるとストレスが溜まるタイプか、本人の性格に合わせて選ぶのがコツ。②も、「相部屋」は、仲間と深く繋がれる半面、一人の時間がありません。「個室」はプライバシーが保たれる一方で、自室に引きこもりがちになる懸念も。③は、教員が夜間でも質問対応をしてくれるかや、塾・予備校との連携があるか、など

教えて 通信制高校

尾鼻先生ひとこと

A WORD FROM MR. OBANA

共同生活で勉強・創作を


「全寮制」と聞いて、どんなイメージを持たれますか。「厳しそう」や「大変そう」と感じる人もいるかと思いますが、実際に見学をしてみると私はそんな風に感じませんでした。 共同生活をしながら、勉強や創作活動など一人でやりたいことに没頭している生徒さんもいました。没頭できる環境や施設があるか、メリットがあるかを宿泊体験等を通じて判断してほしいと思います(尾鼻克之さん)。